日本語スピーチコンテストで国際ソロプチミスト賞を受賞

日本語スピーチコンテストで国際ソロプチミスト賞を受賞

観光フィールド1年 LE THI KIM  NGAN(レ ティ キン ガン)さんは、2月4日に栃木グランドホテルで行われた栃木市国際交流協会主催(国際ソロプチミスト栃木共催)の第13回日本語スピーチコンテストにおいて、参加した外国人29名の内準優勝に当たる国際ソロプチミスト賞を受賞しました。ベトナムから来たガンさんのテーマは「あなたの夢は何ですか?」で、日本とベトナムの架け橋としてツアーコンダクターになる夢をかなえるために、ボランティア活動や日本大学国際関係学部3年次に編入を目指し挑戦する姿を語るものでした。

以下はそのスピーチの全文です。

あなたの夢は何ですか? という質問をされたことがありますか? その時、あなたの答えは何ですか? 私は子供のころでしたら、すぐに 宇宙飛行士やスポーツ選手になりたいですと答えられました。子供のころは大きな夢を持っていましたが、大人になったらそのような夢がなくなってしまいました。周りの人から、そんなことができないよと言われて あきらめてしまいました。しかし、日本に来て以来、私の考え方が少しずつ変わってきました。

  初めは日本語もわからないし、文化も違うし、アルバイトも初めてだったので、生活はとても辛かったです。ですが、一人で生活をしていると、なんだか少し成長してきたんじゃないのか と思えるようになりました。今、あなたの夢は何ですかと聞かれたら、すぐに答えることができます。それは、日本とベトナムの懸け橋としてツアーコンダクターになることです。ベトナムや日本の素晴らしい文化を伝えたいからです。

  五年後に、昔を振り返って 後悔しないようにしたいのです。だから、そのために、私は今頑張っています。日本でのサークル活動やボランティア活動をしてきました。例えば、シッティングバレボールーという体に障害を持つ方のスポーツの手助けをするボランティアをしました。幼稚園で子供たちと一緒に遊んだり、料理を作ったりするボランティアもしました。その時の笑顔と「ありがとう」の言葉にとても感動しました。

  ボランティアを通じて、人々の笑顔を作ることは人生において大きな意味があると学びました。ボランティアは言葉の壁や考え方の違いで、戸惑うことが多かったのですが、最後までやり通すことができたことで、私の自信につながりました。日本人とベトナム人は文化の違いを超えて、もっと仲良くになれると思い ます。

  ベトナムでの私は何でも親に任せて、面倒なので後回しにして、後悔することがたくさんありました。ですが、日本に一人暮らしをしていると、自分の責任でやらなければなりません。先のことをよく考えて行動することができるようになりました。私の夢である、人を笑顔にするツアーコンダクターを目指そうと思えるようになりました。あきらめません。投げ出しましせん。努力して必ずベトナムと日本の懸け橋になれるよう、これからも頑張ります。

  皆さん、ぜひベトナムにいらしてください。私がご案内します。